「山菜取りはどろぼう?」 [アウトドア]
この冬最後のスノーシューツアーもようやく終わった。ようやくと言ってもひと冬5組ほどだから、た
いした事ないのだけど・・・。10組くらいは来て欲しいな~。
まだ、尾根近くの北斜面にはストックが全部沈んでしまうほどの雪があるけど、南斜面はほとんど解けて地面が見えてきている。飢えをしのいだ鹿たちが、解けて顔を出した笹などを食い荒らしている。春を待てず餓死してしまったオス鹿の死骸もあった。かわいそうだけどこれも大切な自然淘汰。見たくないと思うお客さんもいるのだけど、これも良い経験だろう。楽しいだけがアウトドアのツアーではないのだ。
冬の猟師生活もようやく終了。まだ冷蔵庫に数頭分の足が入っているが、明日にはようやくけりがつきそうだ。この捌き作業が結構手間がかかるのだ。全部売れたらいいんだけどね。ミンチ肉やシシカバブー等の加工品にしたり、犬用のジャーキーを作ったり、いろいろ考えるのだけど、なかなか鹿さんは普及しないな~。料理法がわかってきたら、結構美味しい食材なのだが・・・。やっぱり一般的には鹿公園のイメージなのかな。
いよいよ春が来たら、まずはふきのとう採りに励まなくてはならない。春はふきのとう味噌、ふきのとうクッキーが、人気の商品なのだ。でも、山菜取りは最近あまり好きでなくなってきた。というのも、山菜採りって実は泥棒みたいなもんなのであるからだ。以前(20代の頃)は勢いに任せて、他人の田のあぜや人家の前の河原などにづかづか入っていたのだが、そこの地主さんがその山菜を意識してようがいまいが、自分の土地でごそごそ物とっていくのを見つけたらとっても不快に感じるもの。なんかそう思われる時もあるのだろうと思うと近頃は気が引けてきたのだ。
そんな訳もあって山菜はできる限り自分の敷地内に栽培しようと試みているところだが、ようやく確保した3反の田んぼの畦に、早速この春はふきを植えよう。
最近人気のコシアブラはうちの裏山で、たくさん取れるのだ。でもコシアブラはまだまだ先やね。
<写真はこの冬に立てたA-Worksさんの作業場。>
田歌舎のホームページ http://www.tautasya.com
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