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「有害駆除・鹿解体・早春カヤック・子供XC??」 [田舎生活]

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 変なタイトルでドタバタ感を出してみたつもりだが・・・・・、

 さて、2月15日に一般の猟期が終わり、ほんの1週間の休息期間で狩猟以外の仕事をはかどらせつつ態勢を整えて、2月23日、いよいよ有害鳥獣駆除がスタートした。

 この時期は1年で最も鹿が獲れる、そして獲らなければならない時期だ。この頃になると雪質は真冬とは違ってきて固く締まって来る。鹿にとっては大変な雪で深い雪に足がはまり込みラッセルして進むにも重たくて大変なのだが、一方体重の軽い犬にとっては雪の上を沈まずに走れてしまうので、鹿よりも早く移動できるのだ。通常、犬よりも鹿のほうが足が速いのだけど、この時ばかりは状況が違ってくる。そんな状況で犬たちを放つとたちまち追い詰められた鹿が、谷や川へ逃げ落ちてくるので、それを猟師たちが狙い撃つのだ。この冬は2年ぶりのまとまった雪だったおかげもあって、僕の所属するグループでは1週間でなんとも89頭もの鹿が獲れてしまった。

 そうなると田歌舎の鹿剥き名人、美山に来て3回目の冬を迎えた倉光君の出番だ。倉光君が頑張ってくれるまでは獲れた鹿は勿論僕も含めた猟師たちの手で処理されなければならない。ここ数年、出来る限りの有効利用をしたいと僕自身も奮闘してきたのだが、どうしても狩猟数に解体が間に合わず腐らしてしまい、埋設処理されるものも多かったものだ。
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 でも今年は違う。倉光君は10日間鹿を剥き続けこと70頭。そして他の田歌舎スタッフたちもある時は鹿引っ張り、また大割りになった鹿の骨抜きをしたり、そして真空パックにして商品にするところまで頑張ってくれる。やっぱり倉光君同様に1日中鹿肉と奮闘だ。スタート後1週間経った3月2日には南丹市が要請する有害獣駆除の頭数制限を超したのでまずは「鹿との戦い」は終了した。その後、引き続き田歌舎では「鹿肉との戦い」だ。その翌週のほぼ1週間を掛けて、すべての鹿が解体され、パックされていった。

 そんな肉だらけの2週間が瞬く間に過ぎ去ると、いつの間にか春がそこまで来ているではないか。多目的棟の建築もぼちぼち加速が必要だ。間もなく雪が解けると畑が始る、田んぼが始る。そうしているまにGWに突入だ。ああ、また忙しい季節だなあ。なんだかまた気ぜわしくなってきたぞ・・・・。


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 でも春を迎えて増水した美山川を見ていたら、やっぱり忙しいけど行かねばならない。つい先日まで肉と奮闘していたスタッフたちとともに先日、早春の美山川カヤックを楽しんだ。芦生から田歌舎までの残雪の残る美しい渓谷はやっぱり最高に気持ちよかった。例年のようにオシドリとヤマセミにも出会えたし。


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 そして、先週末にはうちの然君(長男)をつれて、シーズン最後のXCスキーを楽しんだ。まあ、忙しい合間を縫ってでも遊ぶことも大切だ。いつも自分の好きな仕事をして日々充実しているつもりだけど、やっぱり単純に遊ぶということは大切な「別な何か」を思い出させてくれる気がする。

 忙しいのはいいんだけど、たまには「ホゲ~~」っとしないとね。

 頑張りすぎてるとあまりにも時が経つのが早く感じてちょっと嫌だしな。
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