「たぬきめ!!」 [田舎生活]
(手前がたぬき犬のガブ。ほとんど役に立たないただ飯食いの犬)
先日、子供たちが楽しみにしていたトウモロコシがたぬきに20本近く荒されてしまった。
ちょうどその日の夕方には子供にせがまれるのを静止して、明日とろうといっていた所だったのに。
道向こうの畑はそういうこともあろうかと既に電柵を張って防御しているのだけど、
家の前の畑でやられるとは思わず油断していた。
この辺りの畑で柵をせずに作っているのは我が家くらいで、日常はいつもレオ(犬)を晩は放しているので、まず獣が寄り付くことはない。
特に最近では、他の2匹の若犬(テコとガブ)が、ちょっとした気配にも反応して吠えるので、奥に引っ込んで寝息を掻いているレオも、それに反応しすばやく対処してくれていた。
なのになぜ??・・・・・か、といえば、今、家の犬どもは疥癬という皮膚病(目に見えない小さなダニが引き起こす)にかかっていて、あまり行動しないようにつないでいたからだ。
まず家の畑は大丈夫だと安心しきっていたので、晩に若犬どもが騒いでいたけど、トウモロコシに連想することなく、俺の方もすっかり寝入ってしまった。
嫁は犬の声だけでなくたぬきらしき「ギャウギャウ」という声を耳にしたにもかかわらずやはりトウモロコシに連想することなく心地よい眠りについたらしい。
ん!?
はたと気付けば、元はといえば犬の疥癬がなければこんな事にはならないのだが、
その疥癬自体もたぬきが持っている病気。
近頃犬たちもたまに山に放してやると、大物(鹿や猪)を相手にするのは面倒らしく、
小物を相手にしてストレスの発散に努めているらしく、
で、たぬきを相手にして要らん病気をもらってきたようだ。
これの治療は注射を2週間に一回ずつ、3回やると完治するのだが、
薬代も決して安くはない。
しかもすぐに3匹共にうつるので、症状の出ていないガブにもしなければならない。
「くそ!どっちにしてもたぬきのせいやんけ!!たぬきのせいで要らん金までかかッとるやんけ!!!」
家のたぬき犬(ガブ)にも手に焼いているところだったのに、ホンマのたぬきにしてやられるとは・・・・・。
むかついて、食べ散らしのトウモロコシをおとりにトラバサミ仕掛けてやったが、翌晩に来てえさだけとっていきやがった。
「へいへい・・・。」
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