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「山にもエビフライ」 [田舎生活]

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(白っぽいものが今朝食べたのだろうフレッシュエビフライ)

 田歌舎の作業小屋の側のアスファルトの上に、このところ毎日のようにエビフラ
イが落ちている。エビフライ?? それはリスが食べた後の松ぼっくりの芯だけに
なった物のことをガイド用語?で言うのだけど、上手く言うな~というより、その
まんまやんけ、というくらいまさにエビフライなのである。まだ食べられていない
松ぼっくりを手に取って種の部分を毟り取れば、エビフライが出来るはずなのだけ
ど、実際にはとても硬くて手はおろか、ナイフを使っても大変で、何枚か毟り取っ
ているうちにいやになって断念してしまいます。やはりリスの歯とあごは相当強力
なんだな~とやってみればよく分かります。身近な自然体験ですね。

 先日そんなエビフライを20個ほど拾い集めてみると、その中には今朝食べまし
たという感じの初々しいものも数個あった。それからちょこちょこと子ども達も面
白がってフレッシュなものを見つけては拾ってきているのだけど、実のところリス
自体は誰も見ていないのが面白いところだ。

 道際の斜面にある松ぼっくりを拾い、それをわざわざ道際に運んできて、アスフ
ァルトの上で食べているのが面白い。きっと人気の無い早朝にやってきて、食べて
いるのだろうと思われるが、本来リスは見晴らしのいいところに食べ物を運んでか
ら食べる習性があり、山中ではよく切り株の上に食べた残骸のクルミの殻や栗のイ
ガを見つけることが出来るのだけど、裏山のリス君にはアスファルトの上が一番手
っ取り早く見通しも利いて安心してめしが食えるというところなのだろうか。
ここ数年決まって同じ頃、アスファルトにエビフライを置いていっているところを
見ると、同じ奴か、またはその家族か、どちらにせよ田歌舎の敷地に共存する同じ
屋根の下の住民のようだが、一向に姿を見せてくれないシャイな奴だ。

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(今朝もあった!手の背後には食べ散らかした種子の破片が見えるでしょうか?)

 そんな同じ釜の飯を食う?住民たち。1年に数回しか使わないシーカヤックの中
には沢山の落ち葉とともに鹿の骨が入っていたのだが、それはテンの仕業。夜に作
業場の電気をつけると「あら、こんばんわ」みたいな事が時々。まあ見た目はかわ
いらしいしそんなに悪さもしないので、まあ共存して良しとしよう。

 長~~いこと倉庫にしまってあった大きなオーディオのスピーカーの木部をかじ
り、落ち葉や断熱材などを持ち込んで寝床を作っていやがるのはクマネズミ。ドブ
ネズミ並みにでかい奴もいて、うちの倉庫ではジャガイモや米を主食にしており、
まったく共存したくない敵だ。まさに同じ屋根の下で同じ釜の飯を食っていやがる
が、米を収穫してストックするこれからがまた要注意だ。こいつらは仕掛けや毒エ
サで仕留めなくてはならない。せめて糞尿は外でしてくれるんやったら多少分けた
ってええねんけど。こいつらは汚いから嫌だ。

 他には菊頭コウモリという珍客が倉庫に迷い込んで、数日住み着いていたことが
あったり、ああ、薪を積んでいる周辺にはアオダイショウやヤマカガシが沢山いる
な~。カエルだけじゃなく頑張ってネズミも捕まえてね。

 ほかには野鳥たちも時折迷い込んでくる。ジョウビタキは警戒心が薄いのか、冬
になって飛来してくるとたびたび倉庫に飛び込んでくるし、すぐに捕まえられる。
そうして逃がしてやったのにまた入ってきたり・・・。かわいい。

 そういえば一番の身近な付き合いの同じ屋根の下の住民を忘れていた。そう、幸
運を運ぶらしいツバメだ。おかげさまで比較的幸運に恵まれたここ何年ではあるが、
我が家で育ったツバメは年々増えているようで、今年は元からある巣に加えて、3
つ4つ新たに巣を作って・・・・。おそらく我が家から今年は20羽以上のツバメ
が巣立っていっただろう。かわいくもあるが、幸運を運んでくれているのかもしれ
ないが、さすがにこれ以上は勘弁願いたい感じだ。新築の宿泊棟もすでにしっかり
と営巣されており、テラス部分の屋根はどうも奴らには最適地っぽい感じ。来春ま
でには対策を考えておかないと猫屋敷ならぬツバメ御殿になりそうだ。

 まあ、忙しい夏が過ぎるとこんな隣人について書いてみるような気分になる。

 美山の今はとってもいい季節だ。
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